So-net無料ブログ作成

安土コミセン便り [コミセン問題]

平成26年75

安土コミセン建設委員会 委員長 辻貴史

梅雨の最中、如何お過ごしでしょうか。

安土コミセン建設委員会も設立から早4か月が経過しました。建設委員の皆様、また傍聴を頂いた市民の皆様には、熱心にご討議を頂き感謝申し上げます。

 私は、コミセン等の建造物の建設に市民が参画するのは、単なる建築の為の手続きなり陳情であるとは考えておりません。

自力建設なる言葉がありますが、これは単に具体的な建設を指すのではなく、自らの地域を,自らの手でつくり上げてゆく哲学であり、まちづくりです。

付きましては、安土コミセン建設委員会に並行して、(仮称)「市民会議・安土の夢プロジェクト」を近日中に立ち上げたいと考えております。内容は、50年後の安土のグランドデザインを市民の手で創りあげようとするものです。その際には、委員の皆様をはじめとして、多くの市民の皆様のご参加をお願いします。


さて、次回の安土コミセン建設委員会の開催に先立ち、私が指針としたい考え方を紹介致します。それは、世界的に有名な【象設計集団】の「7つの原則」です。

7つの原則とは?

1場所の表現

私たちは,建築がその建つ場所を映し出すことを望んでいます。デザインが場所や地域の固有性を表現するよう努めます。村を歩きまわり,景観を調査して,土地が培ってきた表情を学びます。人々の暮らしを見つめ,土地の歴史を調べます。このようにして,デザインのなかにその場所らしさを表現するための鍵やきっかけを掘り起こしてゆきます。


2 住居とは何だろう?学校とは? 道とは?

コミュニテイ,学校,家族の基本的な生活のありさまをよく観察して,人々がつくろうとしているものの根本的な要求を知ることが出発点になります。時に人々は,自分たちの欲求や希望をはっきりとは自覚していないことがあります。そこで,人々と共に考え,新しい生活のしかたを提案していくことが,象の仕事の重要な部分となります。私たちの目標は,人々の今日の要求を満たす空間を創り出すこと,と同時に,その人たちの生活の地平を広げるための新たな機会を提供することです。


3
多様性

建築とは人々の出会いです。多様な空間特性が総合的に組み立てられた環境の中では,その環境を媒介にしてさまざまな出会い人と人の,あるいは人と物のが生まれます。私たちは計画する空間の中に形態,素材,スケールの多様性とそれらを結び付ける秩序を用意します。そこにやってくる個々の人が,強く引きつけられる部分や全体を発見し,それを共有する人の存在に気づき,そして共に平和を信じることができるよう願っているのです。これは均質で画一的な空間の中では期待できないことです。

4 五感に訴える

私たちは,人々の情感に強く訴える環境をつくりたいと考えています。人々が,光と影,音,香り,手ざわりや足ざわり,運動感覚を通じて空間の特性を感じ取り,さらにその外の世界とのつながりに心を向けてほしいと願うのです。私たちが用いる素材や形は,自然の要素を表現していることがよくあります。風,水,太陽,星,そして遠くに見える山を直接的に導入します。建築的な空間とは感覚的な体験であると思います。
 
5 自然を受けとめ、自然を楽しむ

建築は,自然の影響をかなりの程度コントロールすることができます。気候を楽しむためには,厳しい暑さや寒さや,湿気を和らげるための工夫が必要となります。深い庇,土に覆われた屋根,風の道,防風林,パーゴラ,木陰などは,私たちがよく用いる装置です。デザインの過程でもっとも重要なことは,建築と自然環境との調和を図ることです。建物の中で暑さや寒さを感じたり,季節の移り変りを感じたりできることは,大切な要素です。自然と共に暮らしてきた永い時間の中で,人間の身体は体内で時間の流れを感じるように進化してきました。私たちは,体内時計のリズムを守りながら,季節の移ろいに対する感受性を高めるような空間をデザインしたいのです。


6 あいまいもこ

あいまいもこは,限定されないで,どっちつかずで,はっきりしないことです。

建築か庭か街か,内部空間か外部空間か,建物か衣服か,遊びか仕事か,今か昔か未来か,完成か未完成か,株序があるのかないのか,部分か全体か,本気か冗談か,生徒か先生か,誰がデザインしたのか,
‥‥‥

私たちはこのようなことがらについて,あいまいもこな世界に住み続けていきたいのです。


7 自力建設

自力建設とは,単に具体的な建設を指すのではありません。自らの地域を,自らの手でつくり上げてゆく哲学です。近代の制度を超え,地域を超える生命の叫びです。方法論を場所にもち込むのではなく,場所がもつ初源的な力を発見し,それらを収斂させることなのです。

機械よりは多くの雑多な人々,知識よりは知恵,速さよりは持続力,理性よりは情熱,狂気,妥当よりは過剰,規範よりは埓外のものごと,結論よりは終わりのない問いかけ,形姿に求められるものは魔力。最後に,空間の緑化がもっとも大切です。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました