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コミセン便り8月号の原稿 [コミセン問題]

市民会議「安土の夢」の立ち上げに付いて。

=50年後の安土のグランドデザイン(全体構想)を求めて=

平成26年7月29日

安土コミセン建設委員会 委員長 辻貴史

 

蒸気機関車型・新幹線型の時代が終わり、新たな時代へ!!

 

私は、明治以降の日本の近代化は、国も地方も会社も蒸気機関車型であったと考えています。先頭車両だけが蒸気エンジンを搭載し、その後に動力を持たない車両が連結され、レール上を走っていました。だからスピードも遅く、力も弱いのです。

昭和の高度成長期に新幹線が登場します。新幹線は先頭車両だけではなく、それぞれの車両毎にエンジンが搭載され、レールの上を走ります。だから速いのです。

これを安土の行政に置き換えると、蒸気機関車型の安土村時代は、伊庭慎吉氏や大野彦太郎氏が村長を務め、その後、老蘇村との合併を果たした安土町の時代では、町長が新幹線型までとは言いませんが電車型の役割を果たして町政を担いました。

安土村や安土町の将来像(グランドデザイン)に付いては、町長や役場が担い、レールを敷く訳です。町民は、提示されたレールの方向に、選挙を通して賛成なり反対をしていれば良かった時代です。

 

しかし、今や、役場も町長も存在しません。

行政単位の自治体であった安土町がない今は、最早(もはや)、安土のレールがなくなった!!のですが、私は、何も悲観するのではなく、寧(むし)ろ、歓迎すべきだと思います。市民自身が役割を果たす時代が来たと前向きに捉(とら)えるのです。過疎地は別として、1万人弱規模の日本中の殆どの学区が、安土と同じ状態です。

 

安土は今、新しい時代を迎えています。

新しい時代には、新しいタイプの市民像が必要とされています。これからの地域社会に向けての市民像のイメージは、蒸気機関車や新幹線の様な、レール型ではなく、車型の時代だと考えています。市民の一人一人が優秀なエンジンを搭載し、自由に活動するマイカーの時代です。

蒸気機関車から、新幹線へ。そしてこれからは、ナビゲーション付きの車の時代です。

もう、誰もレールを敷いて呉れませんし、また人任せにはしないのです。

自らの地域の将来を、自らの手で作り行く時代を、私たちが担うのです。

 

私の提案は、市民それぞれの車にナビを付ける事です。

ナビとは、地域を担う役割をも果たさんとする覚悟です。

 

これからの市民は、ただ口をあけて食事を待っているのではなく、自らの役割を自覚し、その責任を果たすのです。そうでなければ、民主主義は機能しません。

誰の為でもなく自分たちの為に、住まいする地域社会を自分たちが創りあげるのです。市民が策定した50年後の安土のグランドデザインが組み込まれたナビです。これまで行政が担って来た学区の将来像の策定を、市民自らが考え、議論を重ねて、担うのです。

 

私は、安土のナビ(50年後のグランドデザイン)策定に向けて、(仮称)市民会議 安土の夢 を立ち上げたいと提案します。

 

夢物語と思われるかも知れませんが、今の安土の住民には、充分に可能であると私は考えます。市民自らが考えた50年後のグランドデザインをナビとして共有し、それぞれの役割を果たす中で、夢のある地域社会が創れるのです。

 

安土コミセン建設委員会の経過説明

 

 安土コミセン建設委員会の会議を重ねる中で、拠点とする場所の選定を始めとして数多くの課題を抱えております。

 委員長の私は、拠点選定部会の部会長を兼務しており、拠点部会では、6つの候補地(常楽寺地区2か所、下豊浦地区3か所の一体型と現在の小学校を中心とした概ね一体型)の中から、絞り込みの段階です。

 

 小学校、幼稚園、コミセン、防災センターの用地面積に付いては、概算4ヘクタールが必要となる訳ですが、自動的に算出できるところの用地面積に付いては、それ程の大問題は生じないものと理解しておりますが、こと場所の選定に及んでは、安土小学校の移転の可能性も含み、更には今後の安土の有り様に係る問題だけに、委員長として軽々に結論を出すのは如何なものかと考えています。

 

 これまで私は、委員長として委員各位の意見を集約する立場と同時に、市役所との調整も進めております。その理由は、要望書を提出する以上は、実現出来なければ意味がないからであります。

 安土コミセン等の建設の実現可能性に付いては、街づくり協議会の保知七郎会長をはじめとする役員諸兄の熱意のお陰で、市当局は前向きに臨んで頂いているのは、事実であり、私は、安土の将来への一歩を進めて頂いたものと、心から敬意を表しております。

 

 しかしながら、要望書が、住民の意見なり意志を代表するモノでなければ、この限りではない、のも確かです。

私は、委員長に選任頂いた当初から、要望書の策定に付いては、住民コンセンサス(合意形成)が第一であると表明して来ましたし、今もこの考えは変わりません。

冨士谷市長からも、住民のコンセンサス(合意形成)が第一義であり、最低でも安土選出の市議会議員全員の要望書が条件である旨が示され、行政サイドからも、これを契機に住民による安土の都市計画を進めて欲しいとの申し出も受けております。

 

さて、拠点の選定ですが、どの様な方法で選定すれば良いのでしょうか?

10余名の拠点部会の委員の多数決で、選定して、果たして住民に納得して貰えるのでしょうか?それでは、安土学区選出の市議会議員5名の同意すらも難しいと思われます。

 

安土コミセン建設委員会では、一体型に賛成の意見も、そうでない意見もあります。賛成の方は、このままでは安土の施設だけが後回しになり、取り残されてしまうとの懸念を持たれ、反対の方は、損をするからと言って、何でも良いとは思わない、と意見が錯綜(さくそう)しています。これは、安土小学校の移転が含まれた問題だけに、思いも考えも複雑です。

 

小学校の移転となれば、昔なら安土町長の首を掛けた事業になるところですが、合併後の現況は、その責任を負う立場の人間はいません。

安土学区の他の学区との違いは多々あります。これまで行政区であった事、駅を有している事、駅前の街の中心に小学校がある事、安土城遺跡をはじめとした歴史遺産に恵まれている事等々、数多くあり、それ故に誇り高い市民であると言えましょう。

 

今回、建設予定となる一連の施設は、幾ら急いでも、建設に5年から8年の歳月は要し、一旦、建築がなされたなら、この先30年は、維持しなければなりません。

 

そこで私は、これを契機に、将来の安土の夢を広く集め、安土市民が策定する50年後の安土のグランドデザインを創りあげ、その中で、現在、課題となっている拠点選定に繋げたいと考えております。

 

市民会議の委員は、50年後も生存可能な年齢層にまで落し込みたい。

高校生にも参加を呼びかけ、10代から壮年までの幅広い年齢層で話し合いたいのです。

 

ここでは、単に、多数決を採用せず、様々な講師や有識者を招いて勉強会を開催して、根気よく安土の将来を考えます。

 年齢層、職業、男女と幅広く参加を促し、全員で議論なり学習をする中で、見識を広め、理解を深め、将来の安土を能動的に生き行く人材(安土を担う若きリーダー)を育てたい、と念じております。

 

遠回りと思われるかも知れませんが、急がば回れです。

もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋  宗長

そして私は、この過程こそが街づくりであると考えています。

 

  グランドデザインは、日本語では「全体構想」と置き換えると理解しやすくなります。個々の方策や手段を考える前に、まずグランドデザイン(全体構想)を明確にしておくことが賢明です。

 グランドデザインに似た用語として、マスタープラン(基本計画)があります。グランドデザインよりマスタープランの方がより具体的です。大きな事業やプロジェクトをはじめるとき、グランドデザイン(全体構想)→マスタープラン(基本計画)→ディテイルプラン(詳細計画)→アクション(実行)という手順で進めます。

 グランドデザインは、これから取り組む事業やプロジェクトの全体像を明確化するものです。どういう方向に向かって進むのか、そしてその向かった先はどのような状態になっているのかを明らかにします

 

事務局は安土街づくり協議会に置き、広く市民から英知を集め、安土再生に向けてのビジョンを探る。

文責 辻貴史


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コメント 3

大島正子

解りやすく比喩していただきありがとうございます。私も理想の町づくりとは待っていても何処からも降ってくるものではないと考えていました。住民自らが意志を働かせ、学び、この町に住んでいることに誇りを持ち、決断し、全力を尽くしてこそ理想の将来は存在するものと思います。
住民の意識レベルがこの機会に高まりますよう、この瞬間だけでなく未来への奉仕にご尽力いただけること大変感謝と尊敬をしております。
by 大島正子 (2014-07-30 15:09) 

camus55

先日、友人が、「知ってるか?」と「みんなの会」のビラを持って来た。
新聞の折り込みに入っていたらしいが、私は気付いていない。

見れば、「小学校が移転されるから、反対!!」との内容。
「いったい、誰が、何処で、移転と言っているんや?」 である。

委員長の私は、コミセン便りやブログで、委員会の内容を逐一報告して来たが、その何処を読めば移転になると言うのだろう?
これは、読解力の不足なのか、それとも、敢えてのことなのか?、と考えると、思いつくのは、来春の市議会議員の選挙だ。

ひょっとして、、小学校が移転になるぞと、市民に有らぬ噂を吹き込み、それを政治目的化して【票稼ぎ】なん?と思ってしまう。

委員会では、70余名の委員諸兄が、真面目に安土の将来像に付いて議論を重ね、委員の意見は、当然ながら様々である。
委員長の私が、移転をするとは言っていないのに、いったい誰が移転を決定すると言うのだろう。

個人なり、団体なりが意見を述べるのは大いに歓迎するところであるが、これを政治目的化して票稼ぎ等の私的な利害に利用するのは、如何なものかと私は考える。
by camus55 (2014-08-11 12:34) 

大島正子

そもそも今回の課題は単なる「賛成」「反対」等というレベルの内容では無いでしょう。まして、ビラの内容が真実でない…間接的な情報の伝達に誤りが生じたのなら発行責任者は委員会に出席して堂々と意見を述べればよいだけなのに 手法に疑問を感じますね。市議選に利用し、個人的な利害を得ようとしていると取られても仕方のない行為ですね。本来の「安土のまちづくり」からはかけ離れた目的にこのプロジェクトが利用されるのは残念です。
by 大島正子 (2014-08-12 13:11) 

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