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安土小学校のトイレは、臭いのか? [コミセン問題]

今日は午前11時半から、安土小学校の学校評議委員会。
12時過ぎから会社の用事と重なっていた為に、少し早目に行き、私は50分間だけ出席した。

全員と言っても数名だが、授業の様子を見がてら校内を見て回り、
『そう言えば、コミセン委員会で、小学校のトイレが臭い、汚い、なんとかして欲しい。』との意見が出されていたことを思い出し、教諭に「どこのトイレが臭いのか?」と、聞き、案内して貰った。

各階にトイレがある訳だが、臭いのは3階と4階で、一階はそうではないらしい。
実際に、入ってみて、他の評議委員さんにも匂いを嗅いで貰い、感想を聞いた。

一人は、「そうかなぁー、こんなもんじゃないの。」であり、もう一人は、「うん、確かに入った途端に匂いがした。40年も経ては、こうなる。」との意見。

教務の先生によれば、今日は掃除が綺麗にされているから、未だましで、掃除が雑だと臭いとのこと。
「そりゃー、どこの家庭でも、みんなそうやろう。」である。
臭いの元は、どうも男用の小便器からの様な気がする。
小学生のことだから、小便が便器の中に綺麗に収まらず、外に霧散して、臭いを出している可能性が高い。
それと、3階4階のトイレが臭くて、一階がそうでもない、と言うのは、排水管の汚れから、臭いが上がって来ていることも、考えられる。

汚いに関しては、40年使っているから、汚い、ではなかろうと思う。勿論、壁が破損したりとかなら分からぬではないが、古いのと汚いのは、意味が違う。
いっそう、新築すれば解決するのに、と言うのも、それはそれで意見だろうが、それなりに工夫したり、必要ならば修理したりする方が、優先されて然るべきだと私は考える。

「小便受けに、臭い消しのボールを置いてみたら、どうですか?」と教諭に言ってみたが、生憎、女の先生で、見たことがないらしい。

会社では、品質管理の5Sを、社員に教育している。
5Sとは、整理、整頓、清潔、清掃、躾(しつけ)の5つだ。

当たり前のことが中々できないから、大人になっても尚、教育が必要となる。
私は、「どうしてトイレが臭いのか?」を子供に問い掛け、子供と一緒に原因を究明し、どうすれば臭くならないのかを工夫することが、大事な様に思うし、格好の教材になると考える。
色々と工夫して、どうしても解決できない場合には、専門職の方から意見を聞いたりして考えるとか、何事も勉強で、金で解決するのは、ずっと後で良い。

さて、トイレの匂いで、19歳の頃のある日の記憶を思い出した。
トイレの臭い、ではなくトイレの匂いに纏わる記憶である。

その日、私は能登川町の歯医者で親知らずを抜いて貰った。
あまりの痛さに、暫し、茫然と能登川駅で佇んでいたところ、偶然、高校の同級生に出会った。

彼女は、京都の大学からの帰りで、五個荘町まで歩いて帰宅するらしい。
歯の治療と痛みで茫然自失であったことを説明し、「それなら私の家に来る?」となり、「うん、ありがとう。」と相成った。

二人の話しは本題から逸れるので、トイレの話しに戻すと、私は、彼女の家に行き、お茶を頂いたから、当然の成り行きとして、トイレに行った。

彼女の家庭は、お婆さんとお母さん、それと彼女の3人暮らし。
『母子家庭だから、果たして男性用の便器があるのだろうか?』と不安を抱きつつトイレに案内された。

彼女の家は、葦葺(よしぶき)の古い家で、木戸を開くと男性用小便器がちゃんとあった。
「あぁー、良かった」と見れば、小便器の中には、杉の葉っぱが便器一杯に入れられているではないか。

当時の男性用小便器は、今の形状とは異なり朝顔型が主流で、ラッパみたいに開いている。
その中に、葉っぱの付いた杉の細い枝が、生け花の如く、たわわに活けられていたのである。

私は、用をたそうにも、どうすれば良いのか解らず、今一度、折角取り出した我が息子を仕舞い込み、客間に戻り、「便器の中に杉がいっぱい設(しつら)えてあるんだけど、どうしたら良いの?」と聞けば、にこっと笑いながら、「その上からすれば良いのよ。」と彼女。

急いでトイレに引き返し、杉の葉っぱの中に用をたした。
すると、杉の葉っぱの匂いがなんとも香(かぐわ)しいではないか。
音に至っては、「さらさら」と言うのか、「シュワシュワ」と水滴が葉っぱを撫で、小枝を伝って流れ落ちる。
少し赤茶けた杉の色も、我が水滴を貰って、本来の緑色がうっすらと顔を現す。
目に、耳に、鼻を通して私の脳髄にまで清々(すがすが)しさが広がった。

「ふうぅー。」と心地よい至福の時が過ぎ行く中で、あれこれと想った。

『僕は、最高に気分が良いのだけれど、しかし、用意と後始末をするのは、さぞかし大変なんだろうなぁー。
それに、彼女の家は、女性だけの三人暮らし・・・、
いつ来られるかも分からぬ男性客の為に、ここまで出来るとは・・・、』

人は、心がけ次第で、こんなにも優しくなれることに感銘したあの日の私であった。

「おもてなし」は、なにも今今の流行ではなく、昔から連綿と続く日本人の気配り、心遣いだ。

日本は 古から 香しく美しい
日本人は 心優しく 素敵だ

今でも そうであって欲しい


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