So-net無料ブログ作成
検索選択

市民会議「安土の夢」 まちづくりの指針 [コミセン問題]

 この頃、町内で出会う人から、「頑張って下さいね。いつも楽しみに読んでいます。」と良く声を掛けられる。年配の方も多くて、『みなさん、ブログを見ておられるかな?』と思って聞けば、プリントされた紙ものであった。いったいどうしてと不思議だったが、謎が解けた。志を持たれた方が記事を幾枚も印刷して、「コミセン問題について辻さんが書かれた記事です。是非とも読んでください。」と手渡しで配って頂いているのである。私は、『おぉー、同志なんだ。』と心強く思った。

 

 さて、これまで私は、なぜ一体型なのかについて色々と書いてきたが、なにも批判ばかりしている訳ではない。コミセン建設委員長を務めた中で、これからの安土の「まちづくり」の方法を述べてきた。それが、市民会議「安土の夢」の立ち上げであった。

 

この記事を印刷されたい方は、こちらをご利用ください。

 

背景としては近江八幡市との合併がある。それまでは、安土は行政自治体としての安土町であり、そこには「オラがムラの村長さん、町長さん」が居て、殆どの政策は「安土にとって良かろう」が基本であって、これについての審判は選挙で是非が問われてきた。しかし合併後は、「あの町、この町の更に向こうの町々をも含めた市長さん」であり、当然のことながら安土に詳しい訳でもなければ、安土だけを考えている訳でもない。選挙で審判を下すには安土の票だけではなんともならない。

そこで、「何とか安土にも金を落として欲しい」との思いを持つ面々は、ややもすると陳情とか要望に走る傾向があり、市長としては、それを政治的に利用する場合もある。これは安土に限らず、日本中の殆どの学区は安土学区と同様だ。
 
こうした中で、まちづくりの手法として重要なのは、照らし合わせるべき「安土の将来像(グランドデザイン)」が有るのか無いのかである。これまでの行政体としての安土町ならば、行政主導のまちづくりなり将来像の策定がある程度は期待できたが、広域行政体では、それも期待できないのが実情だろう。
 
そこで委員会で私が提案したのが、「市民会議 安土の夢」の立ち上げであり、50年後に安土の目指す将来像の策定だ。何を決めるにしても、指針が必要となる。

 

A 市民会議「安土の夢」

50年後100年後のグランドデザイン策定 について。

① 事務局はコミセンに置く

② 委員は、広く住民から募る。幅広い年齢層が基本であり、特に将来を担う若い層は不可欠である。将来この中から知事や市長が生まれる可能性もある。

③ 住民が策定するものであって、絶えず上書き出来る様な柔軟性を持たせる。

④ 30年から50年昔の安土屏風絵(老蘇、下豊浦では完成し、常楽寺は2年後に完成予定)と対をなすものである。

⑤ 住民自らが策定する事に意味がある。参加人数は多い方が良く、この集まりこそがまちづくりの基本となり、透明性を確保する。

⑥ 策定した目指すべき将来像を実現に向けて行動するのは、住民自らの生活の中にある。過去の箱モノ行政の失敗は、市民不在だからだ。

⑦ 取り扱う問題は、安土城址、西の湖、環境、教育、道路アクセス、街並みから子育て、独居老人等の問題まで多岐に渡った方が良い。議論することから始める。

⑧ 遠回りと思われるかも知れないが、まちづくりに近道はない。急がば回れで、これが王道である。

これを、今回の安土小学校の問題に当てはめると以下のようになる。

① 本来は、目指す将来の姿が先ずありき、であるが、第一の問題は、今回、突然に安土小学校の移転も含まれた一体型が、ほぼ決定しているかの様に始められたことである。

② そこで、後先が逆であるが、仮に移転するとすれば、市小学校の跡地に何をつくれば良いのだろう?を議題に乗せた。
③ 色々と考え付くだろうが、急には誰も返答できない為に、私が仮に一例として提案したのは、聖地安土構想である。これについては以前にコミセン便りに掲載したので詳しくは触れないが、安土を聖地にして、司祭級の神父の招聘と大浦天主堂規模の教会を誘致することである。

④ これを実現するには相当な努力と歳月が必要であって、もしも実現できたならば、二通りの図面を住民に説明し、合意形成を図る。

⑤ 1つは、駅前に聖地安土の教会が出来た場合の案と、もう一つは、安土小学校は現在地のままで、聖地安土の教会はセミナリヨ跡に持っていく案を住民説明会を十分にした上で、住民投票なりで決する。

⑥ 100年以上も続いた小学校の移転は、それだけで大変な問題であるのに、移転した場合の跡地利用が何一つ決まっていない状態で、強引に推し進めるのは、全く理解できない。

⑦ 次に一番重要なのは、住民合意である。今回の強引な手法は、区長の印鑑を集めて、それを住民合意にすり替えようとしている点だ。

⑧ 例えば、下豊浦地区は、一体型に賛成と善住区長は述べていたのだが、下豊浦地区の実情とは大きくかけ離れている。

⑨ 先日、下豊浦地区の歴代区長16名が参加して、この問題の為に会議を持たれたところ、賛成は2名だけで、後は反対と慎重の意見が殆どであった。こんな中で、跡地利用も示さずに白紙委任をとるなどは、愚行の極みだ。

⑩ この様なミスリードをして、いったい何をしたいのか、訳が解らない。桐原学区のように跡地が売却されてからでは後の祭りだ。

この問題が湧き起って、安土の将来について考える住民が増えたと私は感じている。これを機会に、目指すべき安土の将来について市民会議を立ち上げ、住民自治の礎(いしずえ)になればと期待している。
nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 4

安土の夢

先日のビジョン講演会に一住人として参加した。各地区に案内が回覧されていたのだが、一般の参加者がほとんどいなかったのに驚いた。
 講演の内容はたいそう面白かった。全国で展開されている「一体型」施設とそこでの実践事例がたくさん紹介されていて、「なるほど、一体型施設にするとこんなに素晴らしい取り組みができるのか」「安土も早く…」と思った人も多かったことと思う。しかし、である。ここで紹介された施設は、大半が小学校の統廃合により、新しい施設を造ることになったところであり、今ある施設を移転して“わざわざ”造ったところではない。しかも、施設の統廃合については住民の賛否両論の十分な議論が重ねられ、地域の夢の実現という形で建設にこぎつけたところが多い。
 今回の講演の後半で「では、安土小学校の場所に一体型を造るとすると…」というお話になった。これは建設の早期実現を目指している主催者からの依頼であったと思うが、当然、今の小学校の敷地に一体型の施設が建つはずがない。推進派の皆さんからすれば、鬼の首を取ったかのような資料だったはずであるが、一体型の施設が建たないのであれば、なにも無理して一体型の施設を造らなくてもいいのではないか。そもそも、今回の講演で示された地区のように、住民が十分な議論を交わし、自分たちの町はこのような施設を造ることによってどんなまちづくりをしたいのか、とうい熱い思いがなければ、ただ一体型の箱ものだけができてそれで終わり、と言うことになりかねないと思って講演を聞いていた。

by 安土の夢 (2016-01-27 13:26) 

上十六

 久々にコメントします。この一連のブログを読んでいて感じることなのですが、市長さんは「防災拠点」としてコミセンや小学校等をひとまとめにした施設を造る必要性を強くおっしゃっているのですよね。防災に強いまちづくりを進める、という強い政策意志をお持ちなら、「住民が望むなら造ります」というのはおかしいのではないでしょうか。まず「近江八幡市の全学区に防災拠点を造ります」とマニフェストに表して、それを議会で討議し、市の政策として決定する、というのが本来の議会制民主主義だと思うのです。それを、住民が望むのなら、と市長さんはおっしゃり、議員さんは「住民がしてくれと言うのなら議員として応援します」と言う。それを真に受けてまち協の会長さんや自治会の会長さんが一生懸命になっている。何か変だなあと思うのです。
 聞くところによると(これは巷の噂なので何とも言えませんが)初代のまち協会長さんは、建設会社関連のお仕事をされていて、その業者さんはフレンドマートの近辺を進んで宅地化されているそうですね。そんな中で市会議員の選挙に立候補され、まち協の今の会長さんが積極的に応援をされていたとか。この前の井上議員さんのチラシを見ると、小学校が移転した跡地は宅地にして売却されるかもしれないとのこと。一市民の目から見ると、まちづくりのグランドデザインですか、そういうものではなく、「得か損か」「儲かる話か損する話か」でこの件は進んでいるように思えてなりません。
by 上十六 (2016-01-27 20:15) 

camus55

安土の夢さん、書き込みありがとうございます。
「鬼の首を取ったかのような資料だったはずであるが、一体型の施設が建たないのであれば、なにも無理して一体型の施設を造らなくてもいいのではないか。」
ですが、「鬼の首」って、面白いですね。確かに、その通りだと私も思います。今の小学校とコミセン、更には幼稚園ですが、概ね一体型と言えるほどの近い距離に建っています。金田と桐原を見学に行ったのですが、「田んぼの真ん中」に、それぞれがネットフェンスで仕切られて建っている様子は、周囲から隔離された感じで、あまり見栄えが良くありませんね。その点、安土の場合は、駅前にあって、慣れ親しんだ住民が行き交い、「街の中の学校やコミセン」として、住民に溶け込み、素晴らしいと感じます。
講師の方は、もう少し現地に即した話をして頂ければと、私は後援会の席で、ついつい意見を申し上げた次第です。
by camus55 (2016-01-28 15:27) 

camus55

上十六さん、書き込みありがとうございます。
現の街協会長ですが、一時は、安土小学校の周辺を地図に落とし込み、用地確保の方向で進むのが一番良いのではと、動いて居られた時期があったのですが、『今はどうなんでしょう』と思ってしまいます。去年の安土っ子フェスティバルの折に、プールの裏の畑の持ち主さんと用地確保の話しを打診してみたのですが、悪い感触ではなかったのです。その隣の古くなったアパートとか、下横町の会所とか、移転をお願いできそうな用地は、たくさんありそうです。
如何に急ごうとも、10年は要する問題ですから、バタバタと急がずに、もっと、じっくりと時間を掛けて、筋の良い議論を積み重ねなければ、安土はとんでもない大失敗を仕出かしてしまう危険を感じます。失敗も、取り返しの叶うものならば良いのですが、今回の案件は、取り返しのつかない大失敗になると私は考えています。後悔をしなくて良い様に、一緒に頑張りましょうね。
by camus55 (2016-01-28 15:39) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL: